研究室紹介
研究機材紹介
figure.1 クリーンベンチ
無菌操作を行うためのクリーンベンチです。生物学研究者にとって、最も身近な存在でもあります。
figure.2 パーティクル ボンバードメント 装置
浮き草に、プラスミドベクターを付着させた金粒子を打ち込むための機械です。高圧のヘリウムガスで押し出された金粒子は浮き草の個々の細胞へと導入されます。それぞれの細胞での、発光リズムを測定することで、浮き草の時計システムの解明に取り組みます。
figure.3 培養室
浮き草や、シアノバクテリアは適切な温度、光強度等の環境条件を整えてやらなければ、うまく生育できません。それを実現するために、生育させるためだけの専用の小部屋が必要です。現在さまざまな属のウキクサが培養されています。
figure.4 8連マルチ チャンバー
時間生物学の研究では、様々な条件で生物を培養し、経時的な遺伝子発現変動などを数日間継続して解析しなければなりません。この装置は8つの小型生育室の光条件、温度条件を独立に制御できます。
figure.5 通気培養装置
シアノバクテリアの培養に使う通気培養システムです。生物発光測定には寒天培地を用いますが、形質転換や生化学実験では多量のバクテリアを増殖させるために通気し撹拌するために必要不可欠な装置です。
figure.6 st 生物発光測定装置 40サンプル(個体群、細胞群)
小型シャーレに培養された浮き草や、シアノバクテリアは写真の中央にあります回転台の上に搭載され、定期的に発光リズムを測定されます。回転台は、厳密に制御されており、予め決められたステップ数づつ回転します。レンズを通った光子は、光電子倍増管により、増幅され、検出、数値化されます。数値は、コンピュータにより詳しく解析され、グラフなどが作成されます。
figure.7 24ch 生物発光測定装置 ハイスループット(個体群、細胞群)
24穴のプレートに培養された浮き草や、シアノバクテリアをハイスループットで、定期的に発光リズムを測定できます。
figure.8 ImagEM 生物発光測定装置(発光画像、細胞レベル)
上記の生物発光測定装置に加えて、EM-CCDカメラを用いた発光検出装置も使用しています。こちらは、小型シャーレに培養された植物をレンズ下に設置し、定期的に発光画像を取得することで、発光リズムを位置情報を保持した状態で解析に用います。
その他の機材
写真で紹介した機材の他に、基本的な機材(遠心機、インキュベーター、シェーカー、サーマルサイクラー、オートクレーブ等)もあります。
また、共有機材として、蛍光顕微鏡や、シークエンサー、電子顕微鏡など、高価な機材も利用できますので、研究環境は充実しているといえます。