細胞性粘菌における分化パターンの調節と形態形成

この節では,D. discoideumの多細胞期における形態形成の機構をとりあげる.まず,細胞集団の形態変化の過程と,その間に分化してくる細胞の特徴を簡単にまとめた後,細胞分化の誘導と調節の機構について述べ,次に組織中での細胞の分布パターンがどのように生じるかという問題を扱う.最後に,細胞の運動がどのように組織化され,全体として統一の取れた形態形成運動を生じているかを考える.


  1. 形態形成の概観
  2. 細胞分化
  3. 形態形成初期の細胞分化の誘導
  4. 細胞型の比率調節
  5. 子実体形成期における分化の調節
  6. 分化した細胞の空間配置
  7. 形態形成運動の機構
  8. まとめ
  9. 引用文献

前田靖男 編(2000) 「モデル生物:細胞性粘菌」 アイピーシー ( 出版社による本の紹介)
第6章第2節 井上 敬 「分化パターンの調節と形態形成」 (一部改訂)
- 出版社および編者の承諾を得て掲載 -

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